ライトコインが値上がりしている理由を考察

ライトコインは2011年からある第一世代のアルトコインのひとつだ。かつて、ビットコインは金と称され、ライトコインは仮想通貨界の銀と呼ばれていた。しかし、ビットコインと比べると、後発で、使われる暗号関数が異なるという部分以外はこれといった特徴のない仮想通貨で、イーサリアムなどの新鋭の仮想通貨に先を越され、価格面でも長い間低迷していた。

(※使用される暗号関数は、ビツトコインSHA-256、ライトコインscryptである。)

litecoin[1]

ライトコインを日本のWikipediaで見てみると。『”採掘”に必要な機材を省き、送金もより早くした。』と記載されているが、これは完全な誤りである。ライトコインも、ビットコイン同様に採掘が前提に設計されている仮想通貨である。ただ、ブロック生成時間がビットコインが10分なのに比べて、ライトコインは、2.5分に設定されビットコインよりも4倍送金が早いという触れ込みで広まった。しかし、ブロック生成時間は、セキュリティ問題にも関わるナーバスな問題で、10分という時間がビットコインのセキュリティを高めているという指摘もあるので、ただ短ければいいという話でもない気はする。

 

今回の値上げの背景には、ビットコインに先立ちライトコインに導入されたSEGWITとライトニングネットワークにも対応できるソフト更新であるとされる。

 

そもそも、送金時間で優位に立ち、特にスケーラビリティという問題を抱えていたわけでもないライトコインが、なぜ”SEGWIT”と”ライトニングネットワーク”を導入することに取り組んでいるのか?

私は、ライトコインがSEGWITと言い出したとき、『やはり、そういう考えだったか・・・』と妙に納得してしまった。

実は、2017年4月上旬ころ仮想通貨業界が驚くニュースが流れた。中国仮想通貨取引所BTCCの役員だったサムスン・モウ氏が突然、ビットコインサイドチェーン構想を目論んでいるBlockstream社の戦略トップに就任したのである。

BTCC(BTC china)といえば、最初期からある中国の仮想通貨取引所で、ボビー・リー氏が創業者である。

Litcoin-creator-charlie-lee-meets-fans-at-btcc-organized-events-in-china-0[1]
ボビー・リー氏(左)とチャーリー・リー氏(右)
業界では有名な話ではあるが、実は、ボビー・リー氏の弟であるチャーリー・リー氏がライトコインの創設者であり、コインベースの役員なのである。

ここで、点と点が線でつながった気がした。BTCCもBlockstreamもCoinbaseもライトコインもBlockstreamサイドチェーン構想という大きな枠組みののなかで演じているのに過ぎないのだと。

 

ライトニングネットワークによって、ビツトコインなどとシームレスに繋がるかもしれないという期待を背景にした現在の値上がりかと思う。しかし、ビットコインライトニング構想実現に関しては、まだまだ、ハードルが高く、もしかすると実現できない可能性もあるので、注意が必要かもしれない。

 

 

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